上尾市で訪問看護ステーションを運営しているぽぷら訪問看護ステーションです。今月はまちゼミ(上尾商工会議所主催)についてお届けします。
今年の2月と3月、上尾商工会議所が主催する「まちゼミ」にて、地域の方々を対象に、看護師による介護相談・健康相談と作業療法士によるリハビリ体験が実施されました。このイベントは、健康維持と介護についての知識を深め、ロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)やフレイル(虚弱)に対する意識を高めることを目的としています。
介護や健康に関する個別の相談会では、参加者それぞれの状況に応じたアドバイスが行われました。特に、介護が必要なご本人やそのご家族からは、具体的な介護方法や日常生活での健康管理について多くの質問が寄せられました。また、ロコモやフレイルのリスクを自己チェックできる健康チェックリストを配布し、来場者に自身の健康状態を評価する機会を提供しました。
リハビリ体験セッションでは、動作を通じたロコモ度のチェックや廃用予防の運動指導が行われました。参加者は、ベッド上でのリハビリ体験を通して、日常生活で取り入れられる運動方法を学びました。セッションの終了時には、個々の状況に合わせたアセスメントシートや自主トレーニングのシートが配布され、明日から実践できる具体的なアドバイスが提供されました。
2月と3月に開催された「まちゼミ」では、上尾市近隣の地域の住民と直接関わる機会を通じて、我々も多くの貴重な学びを得ました。介護相談・健康相談やリハビリ体験を実施する中で、地域住民の皆様が直面している健康上の悩みや介護の課題について、理解を深めることができました。
地域住民の方々との対話から、我々は一人ひとりのニーズに真摯に耳を傾け、それに応えることの大切さを改めて認識しました。特に、ロコモやフレイルといった高齢者特有の健康問題に対する意識が、実際には予想以上に高いことを知り、これらの問題に対する正しい知識と情報を提供する重要性を痛感しました。
リハビリ体験セッションでは、動作を通じて自身の体の変化を感じ取る参加者の表情から、健康への意識改革や生活習慣の見直しに繋がるきっかけを提供できたと感じます。アセスメントシートや自主トレシートの反響からは、地域住民の皆様が自己管理能力を高め、より良い健康状態を目指す意欲が見られました。
この「まちゼミ」を通じて、我々は地域コミュニティの一員として、より貢献できる方法を探求し続けることの大切さを学びました。地域住民の皆様との強い結びつきが、互いの理解を深め、健康で支え合うコミュニティの実現に繋がることを実感しました。
この経験を活かし、我々は今後も地域住民の健康と福祉の向上のために、知識と情熱をもって取り組んでいく所存です。
ぽぷら訪問看護ステーションへの相談
ぽぷら訪問看護ステーションの事務所では、皆様からの健康相談や家族の介護に関する相談をいつでもお受けしています。無料のリハビリ体験やロコモ度チェックなど、さまざまなサービスを無料で体験いただけます。ご自身の健康や、大切な家族のケアについて、少しでもご不安やご質問がある方は、どうぞお気軽にお越しください。
我々は上尾市近隣(桶川市、さいたま市北区とさいたま市西区)の皆様の健康維持と生活の質の向上に貢献したいと考えています。
ぽぷら訪問看護ステーションへのアクセス(西上尾第二団地内 三井のリパークに駐車してお越しください。)